消費者金融と現金化、メリットがあるのはどっち?
消費者金融と現金化は、どちらも現金を手に入れられますが、その手段は全く異なります。消費者金融は現金を貸すサービスであり、現金化はクレジットカードのショッピング枠を使って購入した商品を買い取ってもらうことで現金を入手します。それぞれのサービスにはどのようなメリットがあるのでしょうか。急な用事でげんきんが必要になったときのためにも、消費者金融と現金化の仕組みとメリットを知っておきましょう。
消費者金融と現金化の審査基準について
消費者金融も現金化もお金に関わる取引ですので、どのような審査基準があるのか気になる所ですよね。消費者金融と現金化では、審査基準はどちらの方が厳しいのでしょうか。それぞれのサービスを有効に利用するために、まずは審査について比較してみましょう。
消費者金融では初めて利用する際に、他社での借り入れ状況や現在の仕事などを確認し、返済可能かを調べます。この審査が通らなければ、お金を借りる事はできません。そのため、安定した収入がない人にとっては厳しい審査となります。それに比べて、現金化はショッピング枠があるクレジットカードを持っていれば特別な審査はなく利用できます。
つまり、消費者金融の方が審査基準は厳しいという事になります。
例えば、失業時に現金が必要な場合、消費者金融の審査が通らない可能性が高くても、クレジットカードさえあれば現金化は利用できると言えます。
金利はどちらが高い?
現金化業者は、金融業ではないので、金利ではなく手数料として利益を得ています。そのため、悪徳な現金化業者であれば高い手数料を請求されてしまうこともあります。
それに比べて消費者金融は、貸金業法や出資法などの規制があり、年利で言うと法律上で最大18%以上の金利を取る事はできません。その点、現金化はその都度手数料として業者は利益を得る為、現金化には年利という概念はなく、あまり比較される事がありません。
しかし、形は違っても実際にはどちらの方が業者に多くのお金を支払っているかを数字で見てみる事でどちらの方が得なのかを知って利用する際の参考にしましょう。例えば90%の換金率の現金化業者を利用した場合の年利を計算してみましょう。クレジットカードの現金化を10万円利用したとすると、90%分換金されるので9万円を受け取る事ができます。残りの1万円は手数料として業者が受け取ります。現金化してからカードの支払い日が2ヶ月後として計算すると、年利は66%という事になります。消費者金融は最大でも年利は18%ですから、現金化の方が格段に高いと言えます。消費者金融での借り入れは金利を付けて業者に返済するのに対して、現金化では、クレジットカードで買い物をしてその支払いをするだけなので、簡単で損をしていないように感じますが、実際に支払っている金額は多いという事になります。何度も利用する場合は特に、消費者金融の金利と現金化業者に支払う手数料等を比較してみる必要があります。
現金を受け取るまでの流れ
消費者金融にも現金化にもそれぞれのメリット、デメリットがある事は分かりましたが、実際に利用する際の流れについても比較してみましょう。
まずは、消費者金融からお金を借りる場合。消費者金融を初めて利用するには、安定した収入があることを証明する証明書の提示が必要となります。
さらには、過去にキャッシングやローンで返済の未払いが無かったか、支払いの延滞を繰り返していなかったかなどの情報も審査に影響します。
消費者金融の広告では、審査に時間がかからない事を強調している業者が多いですが、これらの審査には通常なら1時間以上は掛かるものだと思っておいた方がよいでしょう。
次に、現金化を利用する流れ。最近では、現金化はウェブサイト上で運営している業者がほとんど。現金化はお金を借りる手段ではありませんので、業者に収入証明などの提出も必要ありません。自分名義のクレジットカードさえ持っていれば、現金化業者の指示に従って商品を購入すればすぐに現金が振り込まれるシステムとなっています。パソコンやインターネットでもすぐに手続きでるので、比較的時間が掛かりません。手間を省くという視点で見るなら、消費者金融に比べて現金化は利便性の高い手段です。
まとめ
現金を手に入れる手段として、比較される事が多い消費者金融と現金化。ですが、その方法は全く違う物です。メリットがあるのはどちらかとなると、人それぞれの価値観によって違うでしょう。安定した収入がある人であれば、金利がかかったとしても消費者金融を利用した方が得ですし、利便性を重視するなら難しい審査もなく即対応してくる現金化が適しています。その時の状況で使い分けるというのも上手な利用の仕方でしょう。どちらにしても信頼と実績のある業者を選んで、賢く利用する事が大切です。