格安SIMのメリットとは?乗り換える際の注意点
格安SIMとは?
3大キャリア(NTTドコモ、ソフトバンク、au)ではなく、あえて格安SIMを利用する方も少なくありません。
格安SIMとはMVNO(仮想移動体通信事業者)が適用しているサービスです。MVNOは大手携帯電話会社の通話設備を借りて、コストを抑えたサービスを提供している事業者です。格安SIMを購入しスマホに挿入することで、格安料金で通信サービスを利用することができます。
格安SIMのメリットといえば月額料金
NTTドコモ、ソフトバンク、auが新料金プランをスタートさせている中、格安SIMも「格安」をかけた戦いに乗り出しています。
格安SIMの最大のメリットはスマホの月額料金が安くなることです。NTTドコモ、ソフトバンク、auの通常のプランを利用すると、月額料金は6,000~7,000円ほどになりますが、格安SIMを利用することで月額料金を1,000円台またはそれ以下にまで抑えることができます。
またデータ通信量の容量ごとに月額料金が決まっていることが多く、スマホの利用頻度に合わせてプランを決めることができるのも魅力です。
人気格安SIMの紹介
格安SIMを販売するMVNOは700社以上あるといわれています。その中から高い人気を誇っている格安SIMを紹介します。
データ専用SIMで人気のある格安SIMはドコモ回線を使った「HISモバイル」です。0.1GB~30GBまでの段階性料金で、利用したデータ通信量に従って月額料金が198円~5,775円になっています。
同じくドコモ回線を使った「イオンモバイル」も人気で、データ1GBプランを月額528円で提供しています。
au回線を使った「mineo」も人気格安SIMで、20GBのプランは月額1,925円です。
音声通話SIMで人気が高いのは楽天モバイルです。楽天独自の回線を使っていて、データ通信利用量1GBまでは月額料金0円、無制限でも3,278円で、毎月使ったデータ分だけ支払う段階性プランを採用しています。
乗り換える前に知っておこう!格安SIMのデメリット
スマホの使用頻度によって大幅に月額料金を抑えられる格安SIMですが、乗り換える前に知っておくべきデメリットもあります。
格安SIMは他社の通信回線を借りてサービスを提供しているため、少ない通信帯域を多くの人と分け合うことになります。そのため混雑する時間帯には通信速度が遅くなることがあります。また店舗を用意していないMVNOが多く、初期設定は自分で行わなければならないことや、分からないことを質問する相談窓口がないため、アフターフォローがあまり期待できないこともデメリットです。
さらにキャリアメールを格安SIMに引き継ぐこともできないので、乗り換えの際に注意が必要です。
格安SIMではできない携帯キャリア決済現金化
3大キャリアから格安SIMに乗り換える際に気をつけたいのが、携帯キャリア決済現金化が使えなくなることです。
携帯キャリア決済現金化とは、NTTドコモ、ソフトバンク、auなどの大手キャリアの携帯キャリア決済の利用枠を現金化するサービスのことです。これは3大キャリアならではのサービスで、格安SIMに乗り換えると利用できなくなります。キャッシュレス化が進む中、現金を持たない生活をする方が増えています。それでも急に現金が必要になるケースがあるもので、携帯キャリア決済現金化をピンチの時の現金調達手段として利用している方も増えています。
例えば携帯キャリア決済金現金化サービスを提供する三つ葉STOREは、年中無休の対応で必要な時に30分から1時間で銀行口座に振り込んでくれます。携帯キャリア決済金現金化は格安SIMでは利用できないサービスなので、3大キャリアからの乗り換えを考えている場合はよく検討するようにしましょう。
まとめ
格安SIMはスマホの月額料金を抑えたい方にピッタリの利用方法です。
しかしデメリットもいくつかあるので乗り換えは慎重にしましょう。特に携帯キャリア決済現金化の利用を考えている場合は、格安SIMに乗り換えるとサービスが使えなくなるので注意が必要です。
携帯キャリア決済現金化を利用したい場合はNTTドコモ、ソフトバンク、auの新料金プランにして、スマホの月額料金を抑えつつ、現金調達手段を確保するという方法もあります。