現金化と借金の違いとは

初めての現金化利用は、誰だって緊張するものですよね。借金で今後生活が苦しくなるのではないか、と不安に思うのも不思議ではありません。不景気の世の中で、急な出費は生活を圧迫するものだからです。誰もが、可能であればリスクの少ない方法で、現金化したいと思うことでしょう。急に現金が必要になった場合、その方法にはいくつかあります。今回は、キャッシングと現金化にスポットをあて、その違いやメリットについて解説します。

現金化とキャッシングは大きく違う

現金化をキャッシングと同じである、とのイメージを抱く方も多いですが、根本的に仕組みから違うということを覚えておきましょう。その違いは至ってシンプルなものです。キャッシングは借金であり、現金化はショッピングであるという点です。キャッシングは自身の信用情報などを元に、決められた限度額までお金を借りられるシステム。法律に従って、借りた金額に加えて利子を返済していくシステムです。それに対し、現金化は通常と同じくクレジットカードの商品を買い、その商品を中古として売ることで現金を得る仕組みです。

利用できる額に差がある

キャッシングは「総量規制」という法律によって、年収の3分の1以上のお金は借りられないことになっています。そのため、現時点で無職や主婦、学生の方は利用しづらいというデメリットがあります。しかし、現金化はクレジットカードのショッピング枠の範囲で自由に利用できます。収入の額に左右されないため、収入が少ない方にとって現金化は非常にメリットがあるサービスということになります。

現金化は審査がない

キャッシングの場合は、過去の利用状況や信用情報についての審査があるため、利用に時間が掛かるだけでなく、場合によっては利用できないことも考えられます。一方で、現金化は面倒な審査は必要ありません。理由としては、クレジットカードのサービスを利用するだけなので、カード加入の時点で身元確認は済んでいるからです。利用しやすさという点でも、現金化は非常に大きなメリットがあります。

分割やボーナス支払いなどが選べる

現金化はクレジットカードの支払いに応じて、利用した金額をいずれは支払わなければならないサービス。10万円までのキャッシングは法律で年利が20％までと決められています。対して、現金化の換金率は60～70％、高いところで80％程度です。単純に見ると、キャッシングの利子の方が割安に見えます。しかし、現金化の最大のメリットは、クレジットの返済機能で、支払日の融通が利くことにあります。たとえば、現金化の際にクレジットで商品を購入する際、支払いをボーナス払いや分割払いに設定します。そして、可能であれば引き落とし日を給料日の後に設定しましょう。そうすることで、支払いがかなりスムーズになるはずです。

現金化でマイルやポイントが貯まる

現金化のメリットは、これだけではありません。クレジットカード利用の形態は、通常のショッピングと変わらないため、利用するほどポイントやマイレージを貯められるのです。クレジットのキャッシング機能の利用では、マイルやポイントは貯まらないため、ここも大きな違いと言えるでしょう。マイレージやポイントを直接現金化することはできませんが、マイレージやポイントと交換した商品を売ることで、実質的な現金化は可能です。旅行券や各種プリペイドカード、などサービスにより異なりますが、できるだけ換金性の高いアイテムへ交換するようにしましょう。マイレージの交換は正当な利用方法のため、カード停止のリスクなどもないので安心です。

現金化はリスクの少ない現金化業者を利用しよう

とはいえ、現金化目的のクレジットカード利用は、法律違反ではないものの、カード会社の利用規約に引っかかることがあります。クレジットカードの利用履歴から現金化目的と判断された場合、クレジットカードの利用停止になるおそれもあります。利用停止になりにくい商品の種類などは、専門の現金化業者がよく知っています。手数料は掛かっても、スムーズに現金化するためには、現金化業者の利用をおすすめいたします。

まとめ

実は、キャッシングは「お金がない」という人には非常に利用しづらいサービス。その点、現金化は利用のハードルが非常に低いことだけでも、大きなメリットがあるサービスと言えるでしょう。借金ではないので、返済トラブルや取り立ての心配が少ないことも魅力的ですよね。しかし、むやみに現金化を利用するのはNG。きちんとショッピング枠の残りや支払いの流れを確認して、健全に計画的な利用を心掛けましょう。そうすれば、現金化はあなたの生活にとって強い味方になってくれることでしょう。