「金利ゼロ」の現金化業者に要注意!手数料や換金率の正しい知識
審査もなく、即現金を手にできるクレジットカードの現金化。ですが、クレジットカードの現金化は「グレー」な部分があり、特に「金利ゼロ」を掲げる現金化業者には注意が必要です。「金利がかからない」や「手数料だけで金利はゼロ」など一見目を引くキャッチコピーは、すぐに現金が必要な方にはとても魅力的な文言に見えてしまいますが実はそうではないことが多いのです。
今回はクレジットカード現金化業者の手数料や換金率について正しい知識をお教えします。
現金化業者を利用するメリットとは
クレジットカードを現金化するのに現金化業者を利用する方法があります。業者で現金化をするメリットとしては、カード決済代行会社を通すことで利用停止のリスクが低いことが一番にあげられます。検索すれば、24時間365日利用できネットバンクを利用すればいつでも現金が振り込まれる業者が見つかるでしょう。手軽に何度でも利用できスマホですぐに手続きができる手軽さから何度でも利用する方が多くいます。すぐに現金を手に入れたい方にはとても魅力的といえるでしょう。
また、キャンペーンやポイント還元を行っている現金化業者を利用すれば、より高い還元率で現金化することが可能です。
クレジットカード現金化の金利はいくらなのか
金利が必要となる金貸業者とは違い、クレジットカード現金化を提供する業者は古物商にあたるため金利の設定がありません。そのため、金利や利息というものは存在しないのです。「金利ゼロ」はそもそも存在しないので、甘い文言に騙されないように気を付けましょう。ですが、金利の代わりに気を付けなければいけないのが手数料です。手数料として掲げているわけではなく、業者が手数料を見込んで換金率として提示しているため、業者によって換金率が異なるのです。
クレジットカード現金化を利用した場合の手数料は
クレジットカード現金化を利用する際は、きちんと手数料を調べることがとても重要です。消費者金融で現金を借りた場合、最大でも20%もの金利が1年間でかかります。それに対しクレジットカード現金化の手数料はかなり安い場合でも、即日10%以上もの手数料が差し引かれます。その手数料には、振込手数料や商品送料、現金化手数料などが含まれているようです。クレジットカードを現金化するのは、だいたい20%前後の業者手数料を取るのが一般的です。15%と記載されているところも、事務手数料やサービス料などを別途支払うことになり結局手数料が高くついたという例もあります。
換金率はどのくらいなのか
クレジットカード現金化の換金率は、手数料20%前後を差し引いて80%前後で現金化されるのが一般的です。自分で売買する方法もありますが非常に手間がかかりとても面倒です。また、クレジットカードの規約違反となり利用停止の危険が少なく、スマホ操作ですぐに振り込みが完了する業者を利用し還元率が80%だと悪くないのかもしれません。
詐欺目的で作られたサイトやお店に注意
クレジットカード現金化業者の中には、初めから詐欺目的で作られたサイトなどがあるので注意が必要です。利用料金の90%を振り込むことになっていたのに、さまざまな名目でお金を取られ、最終的に60%ほどしか現金を振り込んでもらえない、相手が決済をさせるだけさせておいてキャッシュバックをしてもらえず、支払いだけ残ってしまうという最悪の事態も免れません。通常のクレジットカードの利用であれば、代金支払いを行ったのに商品を受け取れなかった場合は、クレジットカード会社に異議を申し立てて、支払いを止めてもらうことも可能です。しかし、クレジットカード現金化の場合は、目的自体がクレジットカード会社の規約違反になってしまうため申し立てをすることでバレてしまい、自分の首を絞めることになってしまいます。インターネットで業者名を検索し、口コミをチェックして悪徳業者かどうかを判断したり、電話で問い合わせた対応で業者の良し悪しを判断したりするのもよいでしょう。電話番号が携帯番号しか記載されていない場合はやめておいた方がよいでしょう。
また、ホームページに業者の所在地などの会社概要がない場合は悪徳業者である可能性が高いといえます。
まとめ
消費者金融からお金を借りられなくなった方は、クレジットカード現金化はとても魅力的に思えます。ですが得した気分になれる「金利ゼロ」という文言やキャンペーンに踊らされ、高い手数料を取られないよう業者選びには注意が必要です。
またお金だけを持ち逃げされてしまっても、現在のところクレジットカード現金化業者を管理する法律がない状況なため、被害をどこかに訴えられないのが現状です。消費者センターに相談しても、返金に応じてくれるクレジットカード現金化業者は皆無だと言われているため気を付けましょう。