携帯キャリア決済枠を利用した現金化について2
携帯キャリア決済の立ち位置
携帯キャリア決済はドコモ・au・ソフトバンクなど大手携帯キャリアで利用できるショッピング枠ですが、この決済枠を利用して現金を得る方法として携帯キャリア決済の現金化というサービスがあります。収入ではなく現金を得るためにはカードローンやキャッシング、銀行からの融資や借入、友人知人や親戚からの借金といったものが考えられます。借金の主な理由としては、失業後の生活費、結婚式の資金、引っ越し資金といった切羽詰ったものから、旅行資金、趣味への投資、服飾費など様々です。キャッシングは消費者金融系、銀行系、信販系の3種類に分けられますが、ショッピング枠を利用する携帯キャリア決済現金化は恐らく信販系に分類されるのではないでしょうか。
しかし、携帯キャリア決済現金化は借金とは異なり、自分の持っているショッピング枠から前借りするといったイメージで利用できます。借金とは違うという点が安心だと思われる部分ではないでしょうか。
信販系キャッシングについて
信販系キャッシングは利用可能なATMの数が多く、時間や場所にとらわれずに利用できます。その一方でクレジットカードを持っていない人がキャッシングやショッピングのためにカードを一から作るとなると審査のために時間がかかる場合もあり、また銀行よりも金利が高いことなどが不便な点です。
信販とは、買い手を信用して代金の後払いを認める「信用販売」という言葉の略語で、信用取引を重んじる経営理念や、クレジットカードの運用管理で培い蓄積されてきたノウハウがあるという点で、単にお金を貸す消費者金融や信用取引を行わず審査の厳しい銀行とは一線を画しています。
携帯キャリア決済現金化の位置付け
そんな中で、携帯キャリア決済現金化はどのような位置付けにあるのでしょうか。
最初に分類上、携帯キャリア決済現金化は信販系になると思われると触れましたが、厳密に言うと実は違います。携帯キャリア決済は信用取引という点に於いては同じなのですが、携帯キャリア決済の現金化を行う業者は、信販系とは関係がありません。では何故、携帯キャリア決済の現金化を信販系に分類したかといいますと、信販系は主にクレジットカード会社が運営を行っていますが、携帯キャリア決済を利用して支払った代金は、口座引落だけでなくクレジットカードと紐付けている場合もあるからです。また、携帯キャリア決済現金化サービスを行う業者は、携帯キャリア決済のショッピング枠を利用して現金化を行っている為、信販系とサービス利用者の仲介業者のような位置付けにあります。実店舗を持たず、ネットだけで現金化を行っている業者も多く、大手携帯キャリアのスマホ一つがあれば手軽に利用できるので現金化サービスの利用者も増えてきています。
まとめ
こうした背景から近年、携帯キャリア決済の現金化を行う業者は増加傾向にあり、月末に飲み代としてお金が必要な方や、結婚式や誕生日などのお祝い事でちょっとした出費を迫られた方、旅行や引っ越しでちょっと背伸びをした出費が必要になった方などが利用しています。いざという時に助けになるサービスといえば間違いではないかも知れません。
ただし、現金化サービスで利用した代金は翌月には携帯電話料金などと合算して支払う必要があり、利用額を支払えないことによる携帯電話の利用停止や解約のペナルティ、換金率の高さだけで選んだ業者を利用したことによるトラブルは全て自己責任となりますので、過度な利用は避け実店舗があり信用のおける業者を選び、適度な利用を心がけていただきたいものです。