3大携帯キャリア決済利用者に朗報?携帯電話料金の本格的な競争が始まろうとしている!
ドコモの新料金プランは「本格的な競争に向けて一つの節目」
ドコモが2021年3月からスタートさせる予定の新料金プラン「ahamo(アハモ)」を発表しました。データ通信量20ギガバイトで月額2,980円という割安な価格設定になっています。この発表を受けて、菅首相は「本格的な競争に向けて一つの節目を迎えた」と述べ、これからさらなる値下げ競争が行われることへの期待を示しました。
今回は、携帯電話料金の値下げ競争が3大携帯キャリア決済利用者にとって朗報になることを解説します。
そもそもみんなは携帯電話料金をどのくらい払っているの?
携帯電話料金が安くなるのは助かりますが、そもそもみんなはひと月にどのくらい支払っているのでしょうか?MMD研究所が発表した「通信サービスの料金と容量に関する実態調査」によると、大手3社(ドコモ、KDDI、ソフトバンク)利用者の平均月額は8,312円、格安SIMの利用者は4,424円だとのことです。注目できる点として、月間7ギガバイト以下の小容量プランの利用者が多いことも分かっています。
スマホは今や生活になくてはならないアイテムになりつつありますが、小容量プランにして携帯電話料金を少しでも抑えたいというユーザーの気持ちが伝わってきます。それでも大手3社の平均月額は8,000円を超えているのが現状です。一方、20%近くの人が携帯電話料金をいくら支払っているのか把握していないという結果も出ています。知らず知らずのうちに高額な携帯電話料金を支払っているのかもしれませんね。
ドコモの新料金プランは何が凄いのか?
ドコモの新料金プランは月額2,980円ですから、平均値を使って単純計算をすると、大手3社のスマホを利用している人にとって5,000円ほどの値下げを意味することになります。月額料金が安くなることに加えて、小容量プランから中容量の20ギガバイトに格上げするチャンスでもあります。容量が足りなくて不満に思っていたユーザーにとってはうれしいプランになります。格安SIMを利用している人にとっては、大手のドコモに乗換えるチャンスになるかもしれません。小容量プランで2,980円前後の月額料金を支払っているユーザーがいれば乗り換えがおすすめです。
大手3社は携帯電話料金が割高でも根強い人気があります。その理由のひとつに利便性を挙げることができますが、例えば携帯キャリア決済サービスは非常に便利です。携帯キャリア決済サービスとは、パソコンやスマホで購入した商品の代金を携帯電話料金と合算して支払うことができる決済サービスのことです。
携帯電話料金が8,321円から2,980円になると…
毎月の携帯電話料金が平均値の8,321円から2,980円になると、携帯キャリア決済サービスの利用枠が増えることになります。
キャリアごとに規定は異なりますが、契約期間やプラン、支払い履歴などによって利用枠が定められています。最大額は100,000円ですが、使い過ぎ防止のために利用枠よりも少なく設定することもできます。現金を持たずに買い物ができる快適さや、他サービスと紐づけることによってポイントが貯められることなどメリットも数多くあります。これらの理由から毎月の買い物をできるだけ携帯キャリア決済で行う人も少なくありません。携帯電話料金の値下がりによって5,000円ほど余裕ができることになるので、普段から利用枠ギリギリまで使う人にとっては朗報になるでしょう。
携帯キャリア決済の利用枠をもしものために使う人もいます。例えば急な出費の際に現金の持ち合わせがない場合です。実は、携帯キャリア決済の利用枠を現金化できるサービスがあります。この携帯キャリア決済現金化サービスを利用すると、簡単な申込みで現金が即日で銀行口座に振り込まれます。違法性がないことや事前審査が不要であることで、利用者が増えているサービスです。携帯キャリア決済の利用枠に余裕ができると、意外な時に役立つ場合があるかもしれませんね。
まとめ
ドコモの新プランが口火となって、携帯電話料金の値下げ競争が始まろうとしています。家計の見直しや携帯キャリア決済サービス導入のきっかけになるかもしれません。すでに携帯キャリア決済利用者の場合は、ただ単に月々の支払いが少なくなるだけでなく利用枠に余裕ができることになります。今後の値下げ競争の行方が楽しみですね。