紙の通帳が有料に!デジタル通帳にはどんなメリットがある?
銀行業界ではデジタル通帳化が進んでいる!
三菱UFJ銀行で新規口座を開設する場合、2019年6月1日から基本的には紙の通帳が発行されないことになっています。みずほ銀行は2021年1月18日から、三井住友銀行では2021年4月1日から、新規で口座を開設する際に紙の通帳が有料になります。
紙の通帳に代わるものとは何かというと、すでにインターネットバンキングを利用している方には馴染み深いデジタル通帳と呼ばれるものの利用がすすめられています。
デジタル通帳とは?
デジタル通帳とは、パソコンやスマートフォンを使って入出金明細が確認できるサービスのことです。
銀行ごとに名称が異なり、例えば三菱UFJ銀行では「Eco通帳」、みずほ銀行では「みずほダイレクト通帳」、三井住友銀行では「Web通帳」と呼ばれています。いずれも公式ページからログインしたりアプリをダウンロードしたりして、従来の紙の通帳と同じように利用することが可能です。
紙を削減することによって森の再生に貢献できるなど、地球環境に優しいサービスとしても注目されています。もちろん銀行口座を持つすべての方が紙の通帳をやめてデジタル通帳に切り替えなければならないわけではありません。すでに口座を持っている方や一定の年齢以上の高齢の方は、手数料を払わずにそのまま紙の通帳を持ち続けることが可能です。
デジタル通帳のメリット
デジタル通帳のメリットとして、通帳記入のために銀行やATMに行く必要がなくなることが挙げられます。紙の場合、記入するページがいっぱいになると通帳の繰り越しを行っていましたが、その必要もなくなります。デジタル通帳は紛失の心配もありませんし、必要なページは印刷することが可能です。
また銀行にもよりますが、デジタル通帳に移行することで一般の口座よりも優遇されるケースがあります。例えばATM利用手数料が無料になったりポイントが付いたりするなど、少しでもお得になるように各銀行が工夫を凝らしています。
紙の通帳は大切に保管しておくことで過去の取引明細を確認できるというメリットがはりますが、デジタル通帳にしても三菱UFJ銀行とみずほ銀行は最大10年、三井住友銀行は最大30年の取引内容を確認できます。大切な取引内容は印刷して保管するなどの対策をすれば、問題はないと言えるでしょう。
デジタル通帳ならキャリア決済現金化の時も便利!
デジタル通帳はパソコンやスマホから簡単に入出金の確認ができる便利なサービスですが、これは携帯ャリア決済現金化の時にも便利です。
携帯キャリア決済現金化とは、携帯電話の利用サービス内にある各携帯キャリア決済枠を利用して、現金化・換金するサービスのことです。キャッシュレス化が進む中で、現金を持たない生活をする方は増えていますが、いざという時に現金が必要になるケースも出てきます。
そんな時に即効性のある方法として利用されるのが携帯キャリア決済現金化サービスです。
例えば携帯キャリア決済現金化サービスの老舗である三つ葉STOREの場合、申し込みから通常30分から1時間で現金が指定銀行口座に振り込まれます。早く現金を引き出したいところですが、ATMの前に陣取って振り込みされるのを待つわけにはいきません。そんな時にデジタル通帳を持っていれば、パソコンやスマホで入金を確認でき、確認後にすぐにATMで現金を引き出すことができます。
まとめ
紙の通帳の有料化により銀行口座の使い方を見直す方は少なくありません。今まで銀行口座の利用はタダでしたが、今後は使い方によってさまざまな手数料が発生するようになるかもしれないからです。
すでに銀行口座を持っている方は紙の通帳が今すぐ有料になるわけではありませんが、デジタル通帳のメリットを考慮してこの機会に切り替えてみるのもいいかもしれませんね。