第4の勢力「楽天モバイル」が携帯料金競争激化への対応策を発表!

携帯料金競争激化のあらすじ

NTTドコモ、ソフトバンク、auの3大キャリアが新料金プランを発表したのが2020年の年末から2021年の年始にかけてのこと。結果的には「20GB/2,980円」を軸にほぼ横並びとなり、その後NTTドコモは価格を2,700円に値下げすることで一歩リードしたように見えます。「月額2980円」といえば、第4の勢力である楽天モバイルが提供していた価格です。
ついに3大キャリアが楽天潰しを開始したのではという見方もありますが、楽天モバイルも新たなプランを発表することで対抗しようとしています。

楽天モバイルの魅力はプラン料金1年無料キャンペーンだった

楽天モバイルは月額2,980円で、データ通信と音声通話が使い放題のプランを提供してきました。しかし最大の魅力といえばプラン料金を1年間無料にする太っ腹のキャンペーンです。携帯電話料金が1年間無料になるのは家計にとっても非常に助かることですから、この時期に楽天モバイルに乗り換えた方も少なくないでしょう。
しかし300万人限定のこのキャンペーンの受付は、ついに2021年4月7日に終了し、無料期間が無い楽天モバイルユーザーもこれから出てくるのが現状です。そしてこの時期を狙ったかのように登場したのがNTTドコモの「ahamo」、auの「povo」、そしてソフトバンクの「LINEMO」です。

1年無料キャンペーン終了に備えた新プラン登場!

楽天モバイルは、プラン料金1年無料キャンペーンの終了に合わせて「Rakuten UN-LIMIT VI」を発表しました。新プランの主な特長は、データ通信の利用状況によって月額が段階的に変わることです。月1GBまでの場合は0円、1GB~3GBで980円、3~20GBで1,980円、そして20GB以上使い放題で2,980円となります。楽天モバイルの新プランは、携帯利用頻度の低いライトユーザーから20GB以上を利用するヘビーユーザーまで、あらゆる人をターゲットにしている点で魅力的です。
プラン料金1年無料期間が終了した際に、楽天モバイルから3大キャリアの新料金プランへ乗り換える人が続出すると言われていましたが、新プランが解約ラッシュを引き止める鍵になるかもしれません。

どうする楽天モバイルユーザー!プラン継続?それとも解約?

楽天モバイルユーザーにとって、プラン料金1年無料キャンペーンが終わった時が、プランの継続をするか解約して3大キャリアの新料金プランへ切り替えるか決定するタイミングだと言えるでしょう。
楽天モバイルが打ち出した新プランは、データ通信を使用しなければ月額0円であることが大きなメリットです。普段からデータ通信はあまり使用しないというライトユーザーにとって、継続するのはベストな選択かもしれません。また、楽天グループのサービスを頻繁に利用している人にとっても、ポイントを効率的に貯めるために楽天モバイルを継続するのが良い選択になるでしょう。月間20GB以上使うというヘビーユーザーは、データ通信無制限の楽天モバイルが魅力的に感じられるかもしれませんが、ひとつ注意が必要です。
それは楽天モバイルのエリア展開が不十分であることです。2021年夏に人口カバー率96%の見込みであるとのことですが、3大キャリアは現状でも99%以上であることから、弱点の克服までにはまだまだほど遠いと言わざるを得ません。せっかくのデータ通信無制限も、自宅や職場が圏外であれば意味をなさないのです。

3大キャリアだからできる現金調達の裏ワザとは?

第4の勢力として奮闘している楽天モバイルですが、やはり3大キャリアの牙城を崩すのは簡単ではありません。
料金やエリア展開以外にも、乗り換え前に考慮すべき点はあります。その中のひとつとして、3大キャリアだからできる現金調達の裏ワザを挙げることができます。3大キャリアには、スマホを使ってキャッシュレスで買い物し、代金を携帯電話料金と併せて支払うことのできるキャリア決済サービスがあります。
このキャリア決済の利用枠を現金化するサービスが存在します。もちろん合法ですので、困った時の現金調達手段として利用している方も少なくありません。安心して利用できるサービスとして、例えば携帯料金現金化の老舗である三つ葉STOREがあります。3大キャリアから楽天モバイルやその他の格安SIMに乗り換えると、現金調達手段をひとつ失うことになるので、慎重に検討することをおすすめします。

まとめ

携帯電話料金の値下げ競争は利用者にとって嬉しいことですね。3大キャリアだけでなく、第4の勢力である楽天モバイルやその他の格安SIMも、ユーザー確保のための魅力的なサービスを提供することでしょう。選択肢が多いため、現在使用中のプランを継続するか解約して他のプランに乗り換えるか、迷うところでもあります。
選択する際のポイントはたくさんありますが、現金調達手段ともなるキャリア決済が使えるかどうかも確認するといいかもしれません。