キャッシュレス決済サービスで増加傾向にあるスマホ決済について解説

昨今のキャッスレス決済の動向について

2018年に日本政府は、キャッシュレス決済の比率を2025年までに40%にすると発表し、
さまざまな取り組みが行われています。
例えば、消費税が10%に引き上げられた際に、期間限定でキャッシュレス・ポイント還元事業が導入されましたが、
これをきっかけに、キャッシュレス決済を導入した方も少なくないでしょう。

そしてコロナ渦の今、キャッシュレス決済の動向に少し変化が生じているようです。

普段の支払い方法で増加傾向にある「スマホ決済」

新型コロナウイルスの拡大で、キャッシュレス決済の推進はどのような影響を受けたのでしょうか。

MMD研究所が行った調査によると、普段の支払いで現金を使う人は2019年から90%台を維持し、
コロナ渦による変化はありませんでした。
また、クレジットカードの使用についても、70%を維持しています。
しかし、スマホ決済については、2020年7月から2021年1月の間に、37.8%から41.2%へと
3.4ポイント上昇したことがわかりました。
また、2019年7月から比較すると、14.3%から26.9ポイント上昇しており、
コロナ渦でスマホ決済を利用する方が増加傾向にあることがわかりました。

利用者が増加している「スマホ決済」とは?

スマホ決済とは、専用アプリをスマホにインストールして、買い物やサービスの支払いを済ませる方法のことです。
スマホ決済の方法は大きく2つに分けることができます。

一つ目は、無線通信系の技術を利用した「非接触型決済(非接触IC決済)」で、
専用機器にスマホをかざして支払いを行います。
代表的なものには「Suica」「Edy」「nanaco」などがあります。

スマホ決済の二つ目の方法は「QRコード決済」です。
こちらは、スマホにインストールしたアプリにQRコードを表示させ、店舗側に画面を読み取ってもらうか、
店舗側のQRコードまたはバーコードをスマホで読み取って決済を行います。
QRコード決済サービスには「PayPay」「LINE Pay」「楽天ペイ」などがあります。

スマホ決済のメリットとは?

スマホ決済の大きなメリットの一つは、現金に触れることなく支払いができることです。
スマホを取り出してスピーディに支払いができることもあり、一度慣れてしまうと、その手軽さに驚く方も少なくないようです。
また、利用するサービスによっては、ポイントが貯まったり、クーポンや割引サービスが利用できたりする場合もあります。
クレジットカードの利用代金と一緒に請求されるように設定して、後払いにすることもできます。
また、クレジットカードを利用していない方も、スマホの携帯電話料金と一緒に請求されるようにする
「キャリア決済」を利用することも可能です。
審査不要でクレジットカードのように後払いができるということで、注目されているサービスでもあります。

スマホ決済を現金化する方法もある!

さて、スマホ決済を含めてキャッシュレス決済を導入する方が増えていますが、
現金で支払う機会がなくなったわけではありません。
むしろ、支払い方法として現金を利用する方は90%台と非常に多く、
キャッシュレス決済と同時に現金払いをする方がほとんどであることがわかります。

現金払いで困るのが、手元に現金がないケースです。
特に、給料日前や急な出費の後で、現金がなくて困ってしまうこともあるでしょう。
給料日までキャッスレス決済で乗り切ろうとしても、現金以外の支払い方法を受け付けないサービスやケースが存在します。

そんな時に、スマホ決済を現金化する方法があるので、最後に紹介します。

これは、3大キャリアであるドコモ、au、ソフトバンクを利用している方が使える方法です。
スマホで買い物をした代金を携帯料金と一緒に支払うキャリア決済には、最大10万円の利用枠がありますが、
その利用枠を使って現金化するサービスがあります。

携帯決済現金化のサービスはいくつかありますが、その中でも一番の老舗で、
実店舗とネットの両方で申し込みを受け付けている「三つ葉STORE」では、
申し込みから通常30~60分で現金を指定の銀行口座に振り込むサービスを提供しています。
どうしても現金が必要になった場合の調達手段として、覚えておくといいかもしれませんね。

まとめ

政府も推進するキャッシュレス決済ですが、コロナ渦においてはスマホ決済を利用する方が増加していることがわかりました。
財布を持ち歩かなくても、スマホ一つで支払いができるので、とても便利ですね。
また、現金に触れる必要がないので、感染防止対策としても効果的です。
ただし、手持ちの現金がなくなってピンチになる場合もあるので、日ごろから計画的にお金を管理するようにしましょう。
そして、ピンチの時の現金調達手段として、キャリア決済現金化サービスのことを覚えておくと安心ですね。