人気上昇中のナンバーレスカードとは?メリットとデメリットを解説
カード番号のないクレジットカードが人気上昇中
カード番号のないクレジットカードが日本国内で登場したのは2020年11月のことです。セゾンカードが国内初のナンバーレスカードを発行すると、2021年2月に三井住友カードが続き、同年7月にはナンバーレスのゴールドカードも登場しました。
今回は、テレビやSNSでも話題になり、人気上昇中のナンバーレスカードのメリットやデメリットについて解説します。
ナンバーレスカードとは?
ナンバーレスカードとはその名の通り、カード番号が印字されていないクレジットカードのことです。
ナンバーレスカードの場合、専用アプリにデジタルカードが発行され、スマホで確認できる仕組みになっています。クレジットカードが手元に届く前でも、アプリで確認できるクレジットカードの情報を使って、すぐにネットショッピングを行うことができます。その後カード番号が印字されていないプラスチック製のクレジットカードが郵送で届き、普通のクレジットカードと同様に店頭で使用することが可能です。
ナンバーレスカードのメリット
ナンバーレスカードの最大のメリットはセキュリティ面で安心だということです。カード情報を盗み見されることがないので、不正利用を防ぐことができます。
レストランなどの支払い時に、店員さんがクレジットカードを持っていき離れたところでカードの読み取りを行う場合もありますが、ナンバーレスカードであれば悪用される心配がないので安心です。また、三井住友カードの場合は年会費が永年無料で、ポイントもしっかりと貯めることができます。コンビニやマクドナルドではタッチ決済で還元率が5%になるのでたいへんお得です。
加えて、カード番号が印字されていないため厚みのないすっきりした形状なので、財布に入れる際にかさばらないのもちょっとしたメリットです。
ナンバーレスカードのデメリット
カード番号が印字されていないため、カード番号の入力が必要な時に、毎回アプリで確認しなければいけないのがデメリットになります。スマホの操作に慣れていない方の場合、はじめは使いづらいと感じることでしょう。
また、ナンバーレスカードを発行しているクレジットカード会社はまだ限られているため、ポイント還元率の高いカードが欲しいという方には、通常の還元率0.5%が低く感じられるかもしれません。この場合は還元率の高い他のクレジットカードと併用すると良いでしょう。
今後ナンバーレスカードを発行するクレジットカード会社が増えて、選択肢が広がることを期待したいですね。
ナンバーレスカードの審査に通らない場合
ナンバーレスカードはクレジットカードですから、当然審査に通らなければ発行されません。
審査に通らない場合の対策として、携帯電話のキャリア決済を活用することをおすすめします。携帯キャリア決済は、3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)に契約している方であれば利用できる電子決済サービスです。ネットショッピングなどの代金を携帯電話料金とまとめて後払いで支払うことができ、クレジットカードのように気軽に使える人気の高い決済方法です。また、クレジットカードのようにキャッシング枠はありませんが、現金が必要になった場合には携帯キャリア決済の利用枠を使って現金化してくれる業者もあります。
例えば携帯キャリア決済現金化サービスの老舗である「三つ葉STORE」の場合、ネット申し込みをすると最短15分で現金を銀行口座に振り込んでくれます。
まとめ
人気上昇中のナンバーレスカードのメリット、デメリットについてまとめました。
不正利用防止の効果が期待できるほか、デザイン性にも優れているナンバーレスカードは、今後 日本でも普及していくと考えられます。クレジットカードの利用を考えている方は、この機会にナンバーレスカードを検討してみるのも良いですね。
審査が気になる方は、普段使用している携帯電話のキャリア決済サービスからはじめてみると良いでしょう。クレジットカードも携帯キャリア決済も、現金なしで支払いができる便利なサービスですが、使い過ぎには気をつけて計画的に利用するようにしましょう。